社長・社員ブログ

アップ日:2025.06.16 更新日:2025.06.16

「土と、人々と、心を育む。ココ・ファーム・ワイナリー」

栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」。

“横浜発着”女子バス旅では、今年の冬に訪れました。

広大なワイン畑を見ながら、いただくこだわりのワイン。小雪が降る中での、試飲を思い出します。

そんな素敵なワイナリーをご紹介させていただきます。

特徴とこだわり

歴史と社会福祉への貢献  

ココ・ファーム・ワイナリーの歴史は、1958年に「こころみ学園」という障害者支援施設の生徒たちと教師が、山の急斜面を開墾してブドウ畑を始めたことに遡ります。当初は就職先がない生徒たちの自立を目指す活動の一環でした。1980年に「有限会社ココ・ファーム・ワイナリー」として設立され、1984年にワイン醸造の免許を取得し、ワイン造りを開始しました。現在も、こころみ学園の園生たちがブドウの栽培やワイン造りの様々な工程に関わっています。

自然なワイン造り

  • 100%日本のブドウを使用: 日本全国の契約栽培農家や、栃木県足利市や佐野市の自家畑で栽培された日本のブドウのみを使用しています。
  • 除草剤・化学肥料不使用: 自家畑では開墾以来、除草剤や化学肥料を一切使わず、自然な環境でブドウを育てています。
  • 野生酵母による発酵: 醸造場での発酵は、主に天然の野生酵母や野生乳酸菌に任せています。これにより、ブドウ本来の持ち味を引き出し、複雑で上質なワインを生み出しています。
  • 手作業での丁寧な作業: 平均斜度38度という急斜面のブドウ畑では重機が入れないため、ブドウの収穫や選果など、すべての作業が手作業で行われています。

国際的な評価

2000年の九州・沖縄サミットでスパークリングワイン「1996NOVO」が採用されて以来、様々な国際会議の食事会や、国際線のファーストクラス・ビジネスクラス、特別列車などにも採用されるなど、高い評価を得ています。

適地適品種

その土地の気候風土に合ったブドウ品種を選び、無理なく自然な農業を実践しています。マスカット・ベーリーA、リースリング・リオンなどの日本固有品種に加え、プティ・マンサン、ノートン、タナ、ヴィニョール、アルバリーニョなど、気候変動を考慮した世界的なブドウ品種も栽培しています。

主なワインの種類

多種多様なワインを生産しており、オンラインショップでも購入できます。代表的なワインとしては、

「農民ロッソ」 「農民ドライ」 「陽はまた昇る」 「バラ色の人生」

「山のシャルドネ」 「北ののぼ ブラン・ド・ブラン」など。

また、ジョージア直輸入のクヴェヴリで醸造したワインや、北海道の「10Rワイナリー」とのコラボレーションワイン「こことあるシリーズ」なども手掛けています。

こちらは、冬に訪れた時に試飲したワインです。

右の2本は、ジュースとビネガー。ワインだけでなく、ブドウを使った飲料も魅力的です。

イベント

年間を通して様々なイベントが開催されています。

  • 収穫祭:毎年11月第3日曜日とその前日の土曜日に開催される最も大きなイベントです。
  • ヴィンヤード・デイズ: 毎年5月上旬頃に開催され、普段飲めない熟成酒の蔵出しや、マルシェ、演奏会などが楽しめます。
  • スパークリング・フェスタ: 毎年7月7日~8月15日に開催されます。
  • その他、「サンヴァンサン」のささやかなお祝い(1月下旬~3月上旬)や、ワイナリー見学、ワイングロワーズセミナーなども定期的に行われています。 

※スケジュールは予定です。開催は、直接ワイナリーへお問い合わせください。

ココ・ファーム・ワイナリーは、ワインの品質はもちろんのこと、その背景にある「こころみ学園」の歴史と理念、そして自然との共生を大切にするワイン造りの姿勢が、多くの人々に感動を与えています。


そんな希少なワイナリーに行ける機会は、女子バス旅だけ。

車でないと行くことが難しいこのスポットに、ツアーで行ってみませんか?

🌟冬に訪れた際のツアーレポートは、こちらから。ぜひ、ご覧ください。

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