“横浜発着”女子バス旅で、今年の冬に訪れた『足利織姫神社』。
朱色の本殿が特徴的な神社です。「織姫」の名を持つ神社にふさわしく、縁結びのご利益も!
そんな素敵な神社さまをご紹介いたします。
足利織姫神社とは
栃木県足利市は、織物の街として栄えた場所です。この地で、産業振興の神様として街を守っているのが「足利織姫神社」です。市内を一望できる高台に鎮座し、その鮮やかな朱塗りの社殿は、訪れる人々の心に強く印象づけられます。
足利織姫神社は、足利の主要産業であった織物業の守護神として創建されました。その御祭神は、天御鉾命(あめのみほこのみこと)と織女命(おりめのみこと)の2人の神様です。機織りを司る神様として、古くからこの地の産業の発展を見守ってこられました。現代においても、産業振興はもとより、その名の通り「織姫」から転じて縁結びの神様としても篤く信仰されています。

色とりどりの「ご縁」を紡ぐ神社
全国的にも珍しい『七色の鳥居』
足利織姫神社の魅力は、その美しい景観だけではありません。特に注目すべきは、七色の鳥居と縁結びのスポットの数々です。
特に、境内に向かう階段の途中に現れる七色の鳥居は、それぞれが異なる「縁」を象徴しています。例えば、「仕事のご縁」「健康のご縁」「人とのご縁」など、私たちの人生を豊かにするさまざまな縁が、彩り豊かに表現されています。これらの鳥居をくぐりながら、自身の願いを心の中で紡いでいく時間は、足利織姫神社でしかできない体験です。
また、じっくりと一段一段、鳥居をくぐりながら本殿に向かう道は、ご利益をいただける感じがします。
縁結びの『愛の鐘』や、織姫にちなんだ絵馬の数々
社殿前にある「愛の鐘」は、カップルや夫婦が一緒に鳴らすことで、永遠の愛を誓うことができます。また、さらに愛を深めるための「愛結び・愛の鍵」も。



絵馬は、織姫にちなんだ数種類の絵馬があります。中には、足利市の萌えおこし企画キャラクター「姫たま」の絵馬も。絵馬掛けにあるたくさんの絵馬には、参拝者の真摯な願いが込められているのがわかります。

特に七夕の時期には、期間限定で笹の葉に飾られた短冊が飾られ、多くの人が願いをこめて参拝しにいらっしゃいます。七夕の時期にしか、いただけないという「七夕守り」も必見です。
3種類の御朱印、かわいい御朱印帳も


アニメや映画の聖地として
足利織姫神社は、アニメや映画の聖地としてご存知の方も多いと思います。
- 映画『ちはやふる』シリーズ (上の句・下の句) 広瀬すずさん主演の人気映画で、競技かるた部が石段でトレーニングをするシーンのロケ地として足利織姫神社の229段の石段が使用されていました。映画を見たファンが「聖地巡礼」としてこの石段を訪れることも多いです。
その他、映画ではありませんが、関連情報として以下のようなものも挙げられます。
- 映画『64-ロクヨン-』 横山秀夫による日本の推理小説の映画化
足利織姫神社が劇中の景観を印象づけるシーンで使用されたことがあるようです。
- 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』宮沢りえ主演映画
こちらも足利市内の他の場所(銭湯「花乃湯」など)がメインロケ地ですが、足利織姫神社も一部登場しているようです。
- アニメ『ヨスガノソラ』 直接的に足利織姫神社が作中の舞台として描かれているわけではありませんが、足利市内の「樺崎八幡宮」が作中の「叉依姫神社」のモデルとされており、聖地巡礼で足利織姫神社と合わせて訪れるファンもいるようです。前回、訪れた時もアニメキャラクターのぬいぐるみを持ったファンの姿をたくさんお見かけしました!
街を見守るシンボルとして
足利織姫神社は、足利の街並みを一望できる絶好のロケーションにあります。それは、「日本夜景遺産」にも認定されているほど。ですので、通年で社殿のライトアップが行われています。夏は日が長く、夕涼みをしながらライトアップされた朱塗りの社殿と、眼下に広がる足利市街の夜景を楽しむことができます。
特に夕暮れ時や夜景は格別で、ライトアップされた社殿と、眼下に広がる街の灯りが織りなす光景は、ロマンチックな雰囲気を醸し出します。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の美しい表情を見せてくれるのも、この神社の魅力です。
高台にあるため、アクセスには少し階段を上る必要がありますが、その先に広がる景色と、清々しい空気は、訪れる疲れを忘れさせてくれます。足利織姫神社は、単なる観光スポットとしてだけでなく、足利の歴史と文化、そして人々の願いが凝縮された、まさに「街のシンボル」と言えるでしょう。

なかなか車でないと行くことが難しいパワースポットに行くことができるのは、”横浜発着”女子バス旅。
七夕前日に、短冊に願いを込めて、縁結びの旅へ出かけませんか??
