皆さま、「レイライン」という言葉をご存知でしょうか。
日本のレイラインとして、有名なのは「御来光の道」北緯35度22分のレイラインです。

島根県にある出雲大社から、千葉県にある玉前神社までを
日本列島を真っすぐ横に引いた直線をレイラインと言います。
レイライン上には、富士山を含む多くの山、
さらには、意図があって置かれたであろう神社が存在しています。
太陽が昇る東側から順に、
太平洋に面する玉前神社(千葉県)、寒川神社(神奈川県)、
そして、富士山(静岡県・山梨県)です。
西側には、身延山(山梨県)、伊吹山(滋賀県)、琵琶湖にある竹生島(滋賀県)、福知山・皇大神社(三重県)、三徳山三佛寺(鳥取県)、大山(鳥取県)、母塚山(鳥取県)、出雲大社(島根県)です。
多少のズレは、あるかもしれませんが、
ほぼ一直線にパワースポットが並んでいることには、
「太陽に深い関わりがある」といわれています。
春分、秋分の日には、太陽がレイラインに沿って動くとされています。
修験道や、宗教・密教の世界では、「レイライン=御来光の道」として知られています。
※修験道:古代の日本で、山岳信仰や仏教の要素を混ぜながらできたとされる宗教・信仰形態
もし、レイライン上のすべてのスポットへ訪れることができたら、
強大なパワーをいただけるのでは…??
また、「春分の日」と「秋分の日」は、昼と夜の長さが同じになる日とされ、
春と秋が来たことを知らせる日でもあります。
日本では、いずれも国民の祝日に指定されている日ですね。
また、先祖を供養する日、お彼岸でもあります。
冥土は西方にあり、西方に沈む太陽を礼拝します。
太陽が東から出て西に沈むので、浄土思想では、極楽浄土は西方にあり、
西方に沈む太陽を礼拝します。
煩悩を無くすためにも、西に沈む太陽に向かって祈りを捧げるようです。
春分・秋分の日は「此岸と彼岸が最も通じやすい日」と考えられたことから、
この日に西に向かって拝むと、来世に福がもたらされるとも信じられていたそうです。
それから、春分の中日を中心に供養を行うようになったともいわれています。
「レイライン」という言葉は、奥が深いですね。
これを機に、レイライン上にある山や寺社仏閣を訪れてみたくなりましたでしょうか。
パワースポット好きな方、興味がある方、旅行先に悩まれている方、
レイラインを意識してみるのも良いかもしれません…!!