“横浜発着”女子バス旅が実施しているバスツアー中で、開催するたびに【満員御礼】となる大人気のツアーが、茨城県にある「鹿島神宮」「息栖神社」、そして千葉県にある「香取神社の「三社」に参拝する『東国三社巡り』。
関東最強!と名高いパワースポットを巡るツアーで、三社を巡ることでゲットできる限定のお守りも、人気の理由です。
そんな『東国三社巡り』ですが、なんと歴史は江戸時代までさかのぼります。
今回は、『東国三社巡り』の歴史を紐解きながら、人々をひきつけてやまないその魅力に迫っていきたいと思います!
目次
- 東国三社巡りの歴史
- 東国三社巡り 参拝順やルール
- 東国三社 その①・鹿島神宮
- 東国三社 その②・香取神宮
- 東国三社 その③・息栖神社
東国三社巡りの歴史
今でこそ多くの人が、レジャーとして国内はもとより海外にまで「旅行」をするのが当たり前、となっていますが、江戸時代には「旅行」はそう簡単にできるものではありませんでした。
各「国」ごとに関所が設けられ、移動に非常に厳しい制限がかけられていた江戸時代の農民や庶民たちですが、寺社参詣という形を借りた「信仰の旅」というのは比較的ハードルが低かったのだそうです。
そんな「信仰の旅」で最も有名なのが、三重県・伊勢神宮に参拝する「伊勢参り」。
「伊勢参り」は江戸時代、定期的に大ブームが起きていたようで、文政13年には5カ月足らずで427万人もが訪れたこともあったのだとか。
そして「東国三社」は、「お伊勢参りのみそぎの三社参り」と呼ばれ、関東以北の人々が、「伊勢参り」の帰途に参拝に立ち寄る神社として、江戸時代から非常に高い人気を誇っていました。
江戸の人々は船で利根川を下り、東国三社を巡っていたのですが、その舟は一時期年間4350隻も出ていたというのですから、当時の「東国三社巡り」の人気がうかがえますね。
東国三社巡り の参拝順やルール
そもそも三社巡りとは、九州地方や四国地方で古くから根付いている風習で、地域によって「1日で3社に参拝しなければならない」「三が日の内に参拝しなければならない」といったルールがある場合もあるようですが、「東国三社」に関しては、そのようなルールはありません。
1日1社だけの参拝でも、その神社から参拝してもOKです。
そこまで厳しいルールがない、というのもチャレンジしやすく、「東国三社巡り」の人気の理由にもなっているかもしれませんね。
東国三社 その①・鹿島神宮
続いては、東国三社それぞれの神社を、ご紹介していきたいと思います。
まずは、茨城県・鹿島神宮。
御祭神:武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
ご利益:勝利祈願・必勝祈願、旅の安全(鹿島立ち)
御由緒:社伝では、日本の初代天皇”神武天皇”の元年創建。
鹿島神宮は防人(さきもり)や武士が旅立つ際にお参りしたことから、門出に参拝するとご利益があるといわれています。
「鹿島立ち」という言葉も有名で、人生の岐路に立った時、新しいことを始めようとする時、鹿島の大神様が力を貸してくれるのだそうです。
「奥の細道」で有名な俳人、松尾芭蕉も、恩師を訪ねて鹿島神宮に参拝をしたことがあるそうで、境内にはその際に詠まれたとされる句碑が残っています。
『この松の みば(実生)へせし代や 神の秋』
(訳:鹿島神宮の松の木の下に立つと、この松が芽吹いたころの神代の秋の気配が感じられる)
鹿島神宮は、創建紀元前660年とも伝わる、日本でも最古の部類に入る神社。
その頃に思いを馳せた、松尾芭蕉らしい雅な俳句ですよね。
東国三社 その②・香取神宮
御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
ご利益:勝負運アップ、道ひらき等、”意を決す場所”とも言われ心の迷いを祓う力があるとも言われています
御由緒:社伝では、日本の初代天皇”神武天皇”の御代(古代より前の神話の時代)に創建されたと伝えられています。
実は「香取」という地名、舟の「かじ取り」が由来という説があり、そのことから香取神宮は物事をよい方向に導いてくれる神様、という風に言われているそうです。
また、先ほどご紹介した鹿島神宮と香取神宮には、どちらの神社にも「要石」という霊石が祀られています。
かつてより、北関東の地は地震が多く、その地震は地中に住む、大鯰が暴れて起こすもの、と考えられていました。その大鯰を抑えるために、香取・鹿島両神宮の御祭神がそれぞれ、香取神宮では尾っぽを、鹿島神宮では頭を抑える石棒を差したとされ、それが今日まで「要石」として伝わっているそうです。
東国三社 その③・息栖神社
御祭神:岐神(くなどのかみ)併せて鳥船神(あめのとりふねのかみ)、住吉三神
ご利益:交通安全、縁結び、海上守護(住吉三神)
御由緒:創建は応神天皇の御代(西暦2~300年頃)。
息栖神社のご祭神「岐神(くどのかみ)」。
岐神の「岐」という字は、文字通り「分岐」の「岐」という字、つまり「分かれ道」という意味なんだそうです。
そのため「岐神」は分かれ道で悪いものを退けてくれる、とも言われているのだとか。
そして「息栖神社」の参拝時には、本殿の参拝以外に必ず訪れていただきたい場所があります。
それが利根川沿いの大鳥居の両脇にある井戸、「忍潮井(おしおい)」です。
一方の井戸の中には酒を注ぐ銚子の形をした男瓶(おがめ)が、もう一方の井戸の中には、杯の形をした女瓶(めがめ)が沈んでいます。
井戸をのぞきこんで、それぞれの瓶を見ることができれば、幸せになれるという言い伝えあるので、要チェックです!
東国三社巡り、次回の開催は「2023年12月!」年内最後の土曜日大安です✨
さて、この東国三社巡り、次回の開催が決定しています!
本当に大好評、大満足なこちらのツアー、是非、奮ってご参加ください (^_^)/
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